興福寺貫首 多川俊映先生より四万六千日のご縁日に
「その世界は、読み手の心を豊かにしてくれる」

 残暑お見舞い申し上げます。暦のうえでは立秋を迎えたところですが、去る7月9日(土)、『浅草寺diary 名作散歩で親しむ仏教』(浅草寺寿命院住職 壬生真康著)がおそらく初めて「一般紙」で紹介されました。

 興福寺貫首 多川俊映先生より「それにしても……豪華な引用ぶりだ。……その博覧強記に導かれるうちに、気がつけば、いつしか仏教の世界に誘われているのだ」「主題のうちそとを自在に出入りしつつ、時にふと、日常の一コマに慈しみの目を向ける」「その世界は、読み手の心を豊かにしてくれる」(7月9日付産経新聞18面〔読書面〕書評倶楽部より抜粋)--大変ありがとうございます。

 

産経新聞書評

8月8日現在閲覧可能な産経新聞社のウェブサイトにリンクします


 多川先生ご紹介の一文は《夏から秋へ》の章中「夏の花によせて」(本書72頁以下)にあります。夏の風物詩とされる「ほおずき市」や入谷の「朝顔市」(毎年7月6日~8日開催)、そして夏の花の代表格「アサガオ」を縁(えにし)とする一編。

 ご紹介いただきました7月9日はちょうど、都内では浅草寺や護国寺などでほおずき市が開幕した日とかさなりました(毎年7月9日・10日開催)。期間中の参詣は「四万六千日(しまんろくせんにち)」分の参拝と同様のご利益が得られるというご縁日でありました。ご紹介に厚く、かさねて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。